意外に純情少年だとわかった今、若松にはストレートに伝えることは困難なのだろう。
少し、俺も協力してやってもいいかな・・・なんて、若松を甘やかすことを考えていると。
「でもさあ、タクちゃん・・・!」
若松少年は、まるで恋する乙女のように赤い顔で助けを求めてきた。
こんな表情をしていると、そこらの女よりだいぶ可愛く見える。
天海がたまに『女々し松』と罵るのもわかる。
「なに?」
「オレ、今まで告白とか一度もしたことないから、どう告白すればいいのかわかんない!」
俺はそれを聞いて、協力するきも失せ、さっさと踵を返してその場を去ろうとした。
「えっ?!ちょっと行かないでよタクちゃん!
ごめん、何かオレ悪いことしちゃった?!」
