そこでオレは、自分でできる精一杯の笑顔を天ちゃんに向けた。
天ちゃんから見ると、それは恐怖でしかなかったのだろう。
抵抗してオレの胸板を押していた手を止めた。
「何がしたいんだ?」
震える声で、オレを睨みつけてくる。
「簡単だよ。
もう、ミカちゃんと会わないで」
そう言うと、拳と一緒に
「何言ってんだよ!無理に決まってんだろ!!」
と大声が飛んできた。
顔が近いから、天ちゃんの大声に耳が痛くなる。
拳だって、いつもだったら痛いっていって飛び退くとこだけど、今はそれどころではない。
「なんで無理なの?」
