「ただいま〜」
そう言っても、おかえりの一言も返ってこず、家は音一つ聞こえなかった。
「あれ〜?母ちゃ〜ん?」
リビングに行くと、机の上にプリンターとかに使うサイズの紙が置いてあった。
『一ちゃん家のお母さん達とゴハン行ってきます。
夕飯だけは一ちゃん家で食べなさい。
それ以上は、迷惑をかけないように家に帰って来なさい。
美人なママより』
「自分で美人とか言っちゃってるよ、この人」
オレは紙を丸め、ゴミ箱に投げ入れた。
マンガでいうスポッって感じに入ったので、ガッツポーズを決めて、天ちゃんが帰って来るのを待った。
