俯いて指をいじりながら、いつも潔い彼女とは想像がつかないようにしおれてた声に俺はどきりと鼓動が早くなった。
その時俺は、何気ない言葉に天海を不安にさせてしまったのだと過ぎった。
あの時は、勢いのままに言ってしまったが、本当は今日、ちゃんとした雰囲気で告白すると決めていた。
「やっぱり、違うんだよな。
ごめんな。私、誰かにこんなこと言われるのは初めてで、ちょっと戸惑っただけ。
新道も、あの女の人を嫌そうに見てたから、断るためのウソに私を使用しようと思ったんだよな!
勘違いしてごめ」
「違うんだ天海。
俺の話を聞いてくれ」
