「俺も好きだ」 天海の目を見てそう言うと、まるで茹蛸のように真っ赤になった天海が俺から目を反らしてしまった。 明後日の方向を見ながら天海はぼそりと 「それ、反則だろ・・・」 意味がわからなかった。 何が反則なのだろうか? 「それより、結構時間たったし、腹減ってきたな」 まだほんのりと頬が赤い天海は、腹部をおさえながらこちらに振り向いた。 時計を見ると、十二時近くあたりを指していた。 「そうだな、どこかでランチにするか?」 「フレンチレストランでランチとか言い出すなよ」