「新道、大丈夫!?」
天海は背伸びまでして、俺がぶつけた場所をさすってくれた。
「すまない、違うことを考えていた」
「そっか・・・、ほどほどにしとけよ。
自分の世界に入ると、周りが見えなくなるって言うもんな」
まったくその通りだ。
俺はたまに我の世界に入り込んでしまうことがある。
天海に吹っ飛ばされた時も、我の世界に入っていた気がする。
ため息を吐いて、痛みに耐えるために閉じていた目をあけ、下から心配そうに見上げる天海を見た。
上から見たことによって、少し胸元があいた服から、谷間がばっちりと見えてしまった。
