「新道くんって、顔もいいし、背も高いし、何よりお金持ちだし、こんなにいい高物件はなかなかないよね。
絶対いい未来が約束されてる新道くんと付き合えば、将来金持ち、楽し放題じゃね」
なんて最低なことを言っていたのを、たまたま聞いてしまった。
もともと了承する気はさらさら無かったが、それを聞いてからその女を俺に告白したことを後悔させるほどに、惨めに振ってやった思い出がある。
それからの俺は、よりひどく女性を嫌うようになった。
なのに、今、俺の隣を歩くこの女性は・・・・。
俺が今まで見てきたこの女性は、俺が知っている女性のどれにもあてはまらないのだ。
どこが違うなんて、自分でもよくわからない。
とにかく、こんな優しくてふわふわとした感覚は初めてだ。
