「天海」 「な、何?!」 今度は何を言い出すんだ、と警戒心をはって新道の方を見た。 「今日は一段と可愛いな。 その服、すごく似合っている」 新道は恥ずかしげも無く、私の服を指差しながら言った。 新道は思った事しか言えない男だ。 そのせいで、新道の事をよく知らない者には、傲慢な男だと勘違いされがちなのだが。 私は新道が、お世辞で褒めているんじゃないとわかると、急にムズ痒い気分になった。