遊園地なんて、例えで言ったのに。
「待って待って!」
私は新道の手を引いて、引き止めた。
「ただでさえお前から、礼だって言われて五千円貰っちゃってるのに、さらに遊園地まで連れてってもらうなんた!
私、ずうずうしすぎる!
だから、普通に公園に行こう!ね?」
新道は少し驚いた表情をしたが、すぐにあの時のような優しい顔で微笑んだ。
「わかった。
公園ならば、確か一駅先にとても景色のいい公園があったはずだ。
一駅ぐらいなら、歩いて行くか?」
「え?あ、う、うん!」
私は勢いよく頷いた。
一瞬だけ、新道の笑顔に見とれてしまった。
