遠くから聞こえる重低音の声に、私はパッと顔をあげた。 助かった。いや、助けて! 振り返ると思った通り、私の待ち合わせ相手新道だった。 新道はつかつかと歩いてきて、私の後ろに立った。 この影のデカさ、安心する・・・。 「なんだよ・・・って、デカ・・・!」 「天海、こいつは知り合いか? 話し合いのすえでお茶をしに行くのか?」 「はあ!? どこ見てそう言っているのかわかんねえけど、こいつとは知り合いでも何でもない!! 勝手に絡んできたの!」 「そうか」