やべっ!と思ったのにはもう遅く、新道はチョップを受けた脇腹を真顔だが、少し痛そうにさすった。 だが、すぐに前を向いて、そう変化はないがちょっとだけしおらしい顔になった。 「唐突だったか。ならば道に迷ってしまった。 帰ろうと思うのに、あいにく所持金が一切無いのだ」 私は、顎が外れるのではと思うぐらい、口をあんぐりと開けた。 「どうした、そんな驚いた顔して?」