若松が急に私に抱き付いてきた。 私は条件反射で、若松の腹に肘鉄をくらわした。 それと同時に、下の階にいた母さんが大声で叫んだ。 「はじめー!また光樹くんとケンカしてるの!?さっさと下りてきて準備を手伝いなさい!」 私は全身全霊で舌打ちをして階段を降りっていった。 「そんな露骨に舌打ちしなくても!!」 若松はやかましいほどに足音をたてながら、私の後を追って階段を降りてきた。