そう考えるとオレのフリーズした脳が、やっと覚醒して慌ててオレも顔をそらした。
顔が熱湯をかぶったように熱かった。
何であの時キスしなかったんだろう!ずっと憧れて夢までみていたことなのに!でも、ここは大衆の面前だし・・・!
オレの脳内は一人後悔の嵐と戦っていた。
「じゃ、じゃあさ、私ヘアアクセとか見たいな〜。
若松、選んでくれない?」
天ちゃんはこの空気から脱出しようと、ヘアアクセを買いたいと話しを出した。
だけど、テンパっている天ちゃんの癖は、語尾を伸ばすこと。
オレの顔見て言っているはずなのに、目は泳いで違う方を見ている。
こりゃあ天ちゃんもさっきのこと、そうとう意識してるな。
