深いため息を吐いて、帰り道にある本屋へと向かっている時だった。 道の向こう側から走ってくる赤に白のラインが入った、珍しいジャージに見覚えがあった。 忘れようにも忘れることのできない、あのジャージ姿は、小学校の時からの私と若松のライバルである、新道 帝だった。 新道も、若松と同じ多彩希なバレーセンスと若松よりもさらに背が高くガタイのいい体格で、全国でも強豪な名門校のバレー部のエースを務める奴だ。