「若松くんこんにちは〜」 奥にいたはずの茶髪でとっても顔が小さい美人な定員が、出てきた。 「こんにちはー。お久しぶりですね。 あれっ?お姉さん少し髪切った?」 語尾にハートがつきそうなほどに高い声で挨拶をする定員に、若松もいつもの外交ようの愛想いい笑顔で挨拶を返し、さらっとその定員の変化を褒めた。 そういう小さな変化に気づけるから、バレーではすぐに相手の特徴や、味方の変化にも気づけるんだ。 未だにつないでいる手を振りはらって、癖になっている腕組みをして盛り上がる若松と定員を見ていた。