「いいの。オレが天ちゃんのために選びたいの。 その代わりに、ちょっとだけオレのお願い聞いてくれる?」 ドキッ 目を細め、元からいい声にさらに色気を混ぜて笑う若松に、なぜか胸が鳴った。 少しだけ頬が熱くなった。 本当、私は幼馴染みのこの顔だけは、好きだな。 「・・・・わかった」 無意識のうちに頷いていた。 そう言われて、若松は嬉しそうに私の手を引いて、店に入ると女性の客がキャーと小さく騒ぎ、定員さんが嬉しそうだが、どこか残念そうな顔でいらっしゃいませ〜と言った。