「ねえ、君ってもしかしてハーフとか?」
男の話の矛先が、私からみのりに移った。
みのりは首をかしげながら
「そうですけど、何か?」
一方に男を警戒しているみのりは、私を守るかのように両腕を広げた。
今にも噛みつきそうな顔で男を睨みつけるみのりに、男は気にせずみのりの顔にずいっと近寄った。
「そっちの子もいいけど、君もなかなかいいね!
2人で出場しない?ほら、お友達と一緒に出た方が緊張とかしないでしょ?!ね?ね?」
男はみのりにもチラシを渡した。
みのりはそれを見るなり、男にそのチラシを押し付け返した。
「こんなのにはじめさんが出るわけないじゃないですか!」
