冷たい視線で若松を見るみのりは、私が今言おうとしていたことを言ってくれた。
どうせ、私のこと全然大事にしてくれないとか言われて、ビンタでもされてフラれるんだよ。
「うぐっ痛いとこつくね、ヒナちゃんは。
でも、こんなハイセンスな若松さんをおいて、洋服買いに行くなんてどうかしてるよ!
だいたいそんな変なTシャツ着てるヒナちゃんを連れて、洋服買うのは大変だから、若松さんが一緒に洋服選んであげるよ!」
「だが、みのりはそれを着こなしている。
だいたいお前いらん。帰れ」
そう言ってみのりと乙川の背中を押しながら、若松がいるその場を去ろうとした。
