「それがですね、それがですね! 響くんが、そこの優待券を貰ってるんです! ですから、待ち時間なしのそく入店なんですよ!?」 すごいですよね!すごいですよね!と飛び跳ねるみのりの頭を、乙川が上から押さえ込んだ。 「少し黙ってろ!」 頭を押さえた手をどけようと、必死に持ち上げようとするみのりだが、乙川の力が強くて持ち上がらないらしい。 乙川は耳まで真っ赤にさせ 「姉ちゃんから貰ったんだ・・・です。 別にこいつと行きたかったわけじゃなくて、有効期間が今日までなので・・・」