だが、今日は珍しく、いつも居残り練習をしているみのりが、ジャージではなく制服に身をつつみ、乙川と一緒に帰るところだった。 乙川も多少乱れているが、きちんと制服を着ていた。 「なんだお前ら。 どっか行くのか?」 「はいっ!!」 そう言うとワンっとでも吠えるかのように、みのりは返事をした。 みのりはすぐに私のとこまで、とんできてかまってほしい子犬のように、私の周りを一周回った。