冷ややかな目で、あいつに睨みをつけると、一瞬震え上がって、すぐに踵を返して歩き出した。 「いや〜若松さんって、本当素直でいい子。 こんないい子の幼馴染みでよかったね〜天ちゃん」 なんてぶーたれながらふざけたことを言うので、ダッシュ!!と叫ぶと、はいっ!!と返事をして走って行った。 あいつのどこが、素直でいい子なんだよ。 性格ひん曲がりすぎて、一回転してるくせに。 「天海ってさあー」 「あっ?」 雪村が走る若松を見ながらつぶやいた。