そう岸辺がいうと、あっという間に紙がまわってきた。
とたんに、みんながざわつき始める。

「きゃー!!一緒だあー!!」

と騒ぐ女子に、

「うぇーい!!」

と抱き合う男子達。
ええーと、私はっと・・・。
あっ、またB組だあー!!
それで、誰と一緒なのかなー?

「ハルハル、どこのクラスなんだろう?」

気がついたら、つぶやいてて。
じぶんでも驚いた。
ぶわーと顔が熱くなる。
もー、私、今日おかしいってばー!!
いやいや、それよりミリミリってどこクラス?!
他のことを無理やり考えながら、B組の欄をたどっていく。
えと、ミリミリ名字早いから・・・。

「あ、あった!!」

思わず、声がもれる。
私が指差した場所には、『神崎 美莉』と
しるされていた。
うおっしゃああああああ!!!

「ミリミリーーーー!!!!一緒だねえーーー!!!」

思わず席から立ち上がって、ミリミリを抱きしめる。
よかったあ、一緒だあーー!!
ニコニコ笑う私の頭を、ミリミリが優しくなでた。