だって、もしかしたら離れちゃうかもしれないんだよ?
そんなのやだよ・・・・・泣

「もー、永遠の別れでもないんだから、そんなに落ち込むなって!!ね??」
「そーだそーだ!カオちゃん泣かないでー!!」

いっせいに私をあやす友達たち。
だけど、いっこうに気持ちは晴れない。

「どぅあーー!!!!」

いっぱい落書きしてある自分の机に、バーンとつっぷす。
あーあ、なんかさらに悲しくなってきたなー・・・・・・。
涙目になりながら、いつメンみんなで書いたアイアイ傘をなぞっていると、担任の岸辺が教室に入ってきた。

「おはよーみんなー!!!今日は待ちに待ったクラス替えだぞー!!」

・・・・・・楽しみなんかじゃ、ないよーだ!!!
こころの中でベーっと舌をだしながら、次の話を待つ。

「いまから、新クラスの紙を配るぞー!!前からどんどん回して〜!!」