「そうそう。諒くんって
 桃が諒くんの事好きなの
 知ってると思うんだよね〜」
友笑が言うと

桃の眉がぴくりと動く

「だってさーこんないろんな人に
 諒くん諒くん言ってたら誰かしら言うで しょ(笑)」

たしかに!思う

その話を聞いて
桃がすごくしょぼくれた顔をする

気の利く唯はとっさに話の内容を変えた
「あーー。Seventeens欲しいな♡」

「あたしもー」

唯とアイコンタクトしながら話を合わせる

すると友笑と桃もほしいーなんて言って
さっきの話題も簡単に終わった。

唯と心の中でガッツポーズ

「じゃーまたね!」
と友笑が言う。

4人の分かれ道
友笑と唯は同じ方向
桃と南は真反対

「「じゃーね」」 
なんて言いながらそれぞれ
帰る方向に散る。

10分もしない内に家につき
自分の部屋でごろごろする

桃には言えないなー。