ーーギュッ するとなぜか抱きしめられていた。 「だ、れ?」 男物の制服。懐かしいぬくもり。 「俺だよ。大丈夫か?」 その声は会津くんだった。 な、んで…なんでここにいるの? 頭がイマイチついていかない。 だってここは学校から離れたところだよ?偶然にもほどがあるよ。 頭を悩ませてる私を見て会津くんはクスリと笑った。