隣の席の苦手なキミと




うそっ…閉じ込められちゃった?



ドアをバンバン叩くが、意味もなく、私はその場に崩れ落ちる。



どうしよう…一生このまま?助けを呼ぼうにも携帯もないし……



ポロポロと涙が頬をつたう。



怖いよ……暗いし、1人だし、一生このままなんて。



すると、



ガシャ


鍵が開いてドアも開いた。



佐山さん、何か忘れ物?それとも忠告に来たの?



俯いた顔を開いたドアの方に向ける。