隣の席の苦手なキミと





「お願いだから…っ、やめて…っ!」



私がそう言うと会津くんは私の耳元に顔を寄せた。



「な、何も言わないで……っ!」



こんな近いと、何を言われても聞こえてしまう。



そして会津くんは低く、掠れるようか声でだけどハッキリと言った。




「好きだ。」




そんなことを言われ、戸惑ってしまう。



「え……?あの…それはどういう…っ」




そう聞くと会津くんは私を抱きしめる腕を強くした。




「恋愛対象としてだよ。好きなんだ。おまえと付き合いたい。

もう、抑えきれねぇよ……っ…」




ドキドキと鼓動が早くなる。