「あ、ありがとう…黒瀬くん」
「別に。俺はただあぁいう奴らが嫌いなだけ」
「嫌い…?」
黒瀬くんは苦い顔をした。
…嫌いってどういうことだろう?
「俺のこと何もしらないくせに勝手に言いやがって…大した信頼もない集まりが一番うぜぇ」
「黒瀬くん…?」
なんだかいつもの黒瀬くんと違った。
この人は本当に黒瀬くんなの…?
あたしが知ってる黒瀬くんは優しくて、笑顔で完璧。
でも、今目の前にいるのは冷たくて、笑顔なんて一つもない。
正直感じが悪かった。
「…もしかしてまだ気づいてないわけ?鈍感にもホドがあるな」
「え…?あ、あのどうしちゃったの…!?」
すると、黒瀬くんはあたしに近づいて来た。
そして、壁に手をついて顔が目の前に…!
か、壁ドン…!?

