あの後、黒瀬くんと連絡先を交換した。
用があるときはいつでも呼べるようにな。
…ってことらしい。
嫌な予感しかしないのはあたしだけ……?
嬉しいような、嬉しくないような…
すごく複雑な気持ち……
あたしは愛菜に相談することにした。
お昼の時間大分ツブれちゃったな……
「…うそ、あの黒瀬くんが?」
「うん…」
あたしは愛菜に全てを話した。
本人に口止めされたわけじゃないから言ってもいいよね。
それに愛菜だったらいいよね!
「すごいね、借りは返せなんて」
「ほんとだよー!ビックリし過ぎて、はいって言うしかなかった…」
「返すって言っても何を返せばいいんだろね?」
「分かんない…なんだか怖い」
「まぁ、黒瀬くんに言われたことはやりこなせばいいんじゃない?」
「そうなんだけどね…」
愛菜はすごく冷静だった。
あたしは不安でお腹が痛いぐらいなのに…
水沢 愛菜は中学の時からの幼なじみで、いつも大人な対応で優しい。
クールビューティーって感じ。
ショートカットがすごく似合ってる!
あたしはいつも、そんな愛菜に甘えてばかり……

