「ねぇ、馬鹿田これあげ…」 その時強い力で後ろにひかれた。 そして、私の大好きな声が聞こえた。 「谷原さん、少しお話があるので、 きてください。」 「え…ちょっ」 私の小さな抵抗はスルーされ、 私は和真に引っ張られるように 理科準備室へ戻った。 そういえば、馬鹿田めっちゃびっくりしてた… 当たり前か…じゃなくてっ! もしかしたら、感づかれたかもっ?! 「和真の馬鹿っ! もしかしたらばれちゃったかも しれないじゃないっ!」 そう言おうとすると…