青空とキミ

健side
『静かだねー』
『お、おうそうだなー』
(なんだ?緊張するな...)
『あの2人まだ喧嘩中かな?』
『あ、ああそうだなー』
『健君?大丈夫?』
奈緒は長いサラサラな髪を揺らしながら
こっちを心配そうに見ていた。
『だ、大丈夫だよ!』
『本当?よかったぁ』
奈緒は柔らかくて優しく微笑んだ。
『奈緒の笑顔は本当に...』
『ふ、ふぇ?』
『な、なんでもねーわ!』
『そ、そう?』
『おう!』
(なんだよー俺おかしいわ...)