「お疲れ様でした。こちらです。3年A組の◯番の下駄箱をご使用ください。」





校門の出口で車を止めて、じぃがドアを開けてくれる。



「あーこういうのも懐かしいわ、」



「いつも送り迎えをしておりましたからね、懐かしく感じます。」




「お嬢様、理事長室によるようにとの旦那様からのお達しです。」




「私怒られるのかしら??」




「さーぁ?」





と首をかしげる井上。






「さぁお嬢様、行ってらっしゃいませ」




鞄を渡され、校門をくぐる。