「あっ……はい…！」


柴田先生が入ってきた瞬間、たくさんの女子が見つめている。


「かっこいいー！」


「ほんとヤバい！」


みんな小声でヒソヒソと話す中、花凜と柴田先生も何かを話している。


しばらくすると花凜はあたしのところに戻ってきた。


「なんだったの？」


「ああ、あの人進路指導でしょ？だから進路のことで話したいから、放課後職員室まで来てくれって。」


「あーなるほどね。それにしても相変わらずすごいね…。」


あたしは廊下で数人の女子生徒に囲まれて、話をしている柴田先生を見つめる。


ほんとすごい人気だわ……。


「あはは。まぁまだ若いしね。それに女子校じゃなくてもあのルックスはモテるだろうね。」


「そう考えてみればそうかもね。」