2人で歩いていくのも惜しく思ってしまう。 駅に着かないでとさえ思ってしまう。 このまま時間が止まればいいのに……。 こんなこと考える日が来るなんて思いもしなかった。 こんなに幸せな気持ちになれるなら…… 2番目でもいい…。 だから神様、お願いします。 少しでも長い時間、弘樹くんのそばにいさせてください。 勉強もがんばるし、これ以上高望みはしないから……。 そんな思いにキュッと目をつむった……。