太陽と月


私は南笹沼中学2年2組中崎美奈。

髪は肩より少し長くて、さらさらで先がカールしてて、少し茶色い。

前髪をお花のピンで止めて、制服はあくまで清楚に。


「おはよう、佐竹君!」

「お、おはよう!中崎!」


そして愛想振りまけば…。

はーい。モテ女子完成ー!


「あ、中崎さん。」

「中崎だー!」

「今日も可愛いなー。」


アホ共が。

私が可愛いのは当たり前だっての。

私はもともと顔が可愛いし。

性格良くすりゃモテるよ。


私は悠々と教室に入った。

「おはよー!」

「おっはよー!」

教室に入ると「おはよう」の嵐。

いつものことだけど、そこまで一斉に言われると怖いわ。

「おはよう、みんな!」

でもここでそんなこと言うわけがない。

そこまで私はバカじゃないよ。


男子から人気があると、呼び出しとかあったりするけどもちろん私にそんなもの来ない。

あ、でも前に一回だけ、私を呼び出したアホいたな。

一個上の先輩。

なんだっけ、名前。

イノシシじゃなくて…タヌキじゃなくて…あ、パンダだ。

めっちゃケバかったな、アイツ。

だから心の中でパンダと名付けたんだった。

アイツ、自分の彼氏が私を好きになったからって私を呼び出したんだよねー。

でも結局、私の学年全員と私の知り合いの先輩後輩、要はほぼ全校生徒を敵に回して今はボッチだったー(笑)

先輩も後輩もすぐ友達に言うんだよねー。

「あの人、自分の知り合いをいじめようとしたんだよ」って。

あはは(笑)