次の日、一緒に投稿をしている最中に
鍵を返さなくてはと思い、カバンから出して
手渡した


「これ、
この間りんが寝ちゃった時に鍵占めるのに借りた」


そう言うと
りんはそれを見るなり
僕の頬を叩き


「どうしてこれを使ったの!
他のがあったでしょ!」


そう叫ばれた


何が起こったのか分からず、ただ、呆然としていた


「なんで、
怒ってるの?」


そう聞くと
目に涙をためながら


「何でもない」


そう言うから
抱きしめて


「ごめんね
次からは使わない……
機嫌…直して………」


そう言うと
頷いた気配がして離した


涙は出てはいなかったが
悲しそうに鍵をしまっていた