「れんと、なにイラついてんの?」
そう聞くと
「は?
別にイラついてねーし」
そう睨んできたから何となくさっきのことを考えながら推理した
「………あっ!
分かった!
れんと、お前もしかして
さくらのこと好きなんだろ!」
ついそう言うと
「じょーだんよせよ
こいつはただの幼なじみだよ
ふざけてるとぶち殺すぞ」
そう睨まれて
さくらの方を見ると大きな音を立てて椅子から立ち上がり教室から出ていった
その後ろ姿をれんとが悲しげに見ていたのを見た僕はまた、
「好きなら、ちゃんと言いなよ?」
そう言うと
「俺じゃさくらは振り向かせられねーよ
さくらだって、俺の事ずっと兄弟みたいな感じだったし…」
そう言うれんとは小さい子みたいに泣きそうな顔をしていた
辛いんだな、、、

