そこにれんとが帰ってきて僕たちを見るなり


「二人とも何してんの?」


そう言われて改めて笑うのをやめ自分たちを見ると


僕は椅子に座っていて、僕の足の上にさくらが座っていた
さくらは髪を束ねていても不思議ではないが
僕は髪を少しピョンと結んでいる


なんちゅー格好だと思いながらさくらをどけて髪の毛をとった


れんとは少し不機嫌そうだった


「れんとー、先生どーだったの?」


そう聞くといつもの口調で


「んー?別にー」


そう言い隣の椅子に座った