彼女とボクと





地面の盛り上がりにまるで置物のように座って動かなかった


僕はその姿を見て息が止まりかけた


少し茶色がかった長い髪と真っ白な肌は暗闇で光っていた


声を掛けずに見ていた僕の視線に気づいたのだろう
こちらを振り向きながら


「…………?
なにか?………
ご用で?」


そう声をかけられて
動揺しながら


「…っ!
は、は…はいっ!?」


思わず変な声を出した


そんな僕を見て彼女は目を見開いてからプッと吹き出して笑い始めた


「……………///
あの、今日は寒いから………///
あ…あのっ!」


家に入った方が良い
と、言いかけると彼女は立ち上がり手を伸ばしていった


「君、家はどこなの?
見ない顔だよね?

これから雨が降るんだ、良かったらウチに来るかい?」


そう言われて戸惑ったあとにこう言った


「………
えっと、僕の家はすぐそこなんだ
今日引っ越してきてね、
散歩してたんだ、
だから…家に帰るよ」


そう言い帰ろうとすると後ろから


「待って!
……家に来て、お茶くらい出す。
すぐそこの家なら私の家の隣の男の子だろう?

仲良くするようにと事図手を預かっている
大丈夫だ、
親にも隣の家に居たと言えば何も言われない
………………ダメか?」


そう言われて頭を整理しながら


「…………じゃあ、」


そう言いついて行った