次の日はいつも玄関の前にいるりんはいなかった
インターホンを押しても出てこず、
一人で学校に行くことを決意した
きっと、昨日勢いで告白をしてしまったからだ
きっと、いろんなことに怒ってるだろうな、
鍵も返せてないし、
どんよりとした気持ちで学校の門をくぐった
教室に入るとれんととさくらがコソコソと何か話していた
「おはよー」
そう声をかけると二人はビクッと肩を上げてこちらを振り向いた
「お、おはよー」
「んー、おはよー今日は
りんと一緒じゃないんだ」
そう言われてドキリとしたけど冷静を装って
「うん、今日はね、」
そう笑った
教室には他の子と話すりんの姿があった
僕は話を変えなきゃ
と、思って
ずっと気になってたことを聞いた
「そーいえば、二人は付き合ってんの?」
そう言うとれんとは
「は?
何言ってんの?
なわけねーじゃん
ただの幼なじみだよ
腐れ縁のな」
そう言っていたけどさくらは少し悲しそうな笑顔で頷くだけだった

