彼女とボクと




文化祭がある


その知らせを聞いたのは文化祭の1ヶ月前だった


「イェーイ!
みんなー文化祭だーーーーー!!」


そう叫ぶれんとを置いておいて他のみんなはりんを中心に何をするのか決めていた


「………えっと、じゃあどれをやるかだけど多数決をとりまーす
れんとが欠席だから…………
えーっと、38-1だから37だね。
私も数に入らないとだ」


りんはもうれんとがいない前提で話を進めていた


皆はそれが自然かのように机に突っ伏して多数決をとっていた


なにか起こる予感はしていたが案の定、立花愛が机に突っ伏さずにこう言った


「桜坂さん!」


大きな声で言った彼女には皆が冷たい視線を送った


りんは笑顔で返事をしたはい?っと


「菊川くん仲間外れなんて可哀想だよ?
お休みじゃないのにお休みって言ったらイジメだよ?
実行委員がそんなことしていいの?!
やっぱり学級委員の私がやった方が………」


そこまで言われてりんは笑顔のまま


「結構です。
クラスへの気遣い、気配りは最高ですね
本当に学級委員の鏡です」


そう言われて立花愛は表情が明るくなった
でも、それもつかの間
その後に続けて


「でも、これは私のお仕事です
それから、この仕事はあなたには任せられません」


そう言われて腹が立ったのだろう


「何でよ!!」


大きな声でそう言い机を叩いた
でもりんは冷静に、怒りに満ちた目を細めながら


「知っていますか?」


そう初めに言った
皆は何を言うのかと耳を傾けていた
れんとも静かに席に座りながら聞いていた
りんは薄い笑みを含みながら


「学級委員のお仕事って、今少ないでしょ?
あれね、いつも間違えて先生が私のとこに持ってくるのよ
それでね、私が


『立花さんが学級委員ですよ?』って言うと決まってこう言うの
『あぁ、そう言えばね
でも、桜坂さんの方が早いからやって』
って頼んでくるのよ?」


そう言うと皆がドッと笑い出した


誰だかは分からないけどざまあみろと言う人もいた


れんとなんてその時間ずっと笑っていて結局れんと抜きの多数決でお化け屋敷に決まった


去年が迷路であんまり良くなかったらしいからリベンジだそうだ


立花愛も投票しなかったからりんも抜けて35人中の21だったらしい残りは喫茶店とかそこら辺だった