「ヤッホー!同じクラスだね♪美優!」

「えっ?そうなの?!やったぁ!」

「ちゃんとクラス表見なさいよ…」


確かにクラス表には、6組の欄に、笹木美優、倉本花菜と書いてあった。

「あっホントだ!ごめんごめん…」

「もう…しっかりしなさいよ?」

「ハーイ!そうそう、なんかさっき女の子に睨まれたような気がしたんだけど…気のせいかな?」
「あーそれ多分、王子の隣の席だからじゃない?」

「王子?」