「そうか・・・よし、なら医療品とかを置いてるとこは無かったか?」
「フロントの奥の棚に、救急箱らしきものなら見ました・・・・。」
久我に、大丈夫だから、と小さく言ってから今度は水無月が少し弱々しく言った。
「よし。医療品もOK、と・・。あとは、何か意見あるか?」
手帳にチェックマークをつける。
「この変な事態について、調べてみるってのはどうですか?」
雪見が、言いにくいことを言った。
皆が内心怯えている中、それらについてもっと深く関わろうというのだ。
これを言うことで、部内の雰囲気はもっと暗くなるかもしれないと危惧していた。
「調べるって、どういうことっすか?」
いつもとトーンは変わらずとも、どこか真面目さを感じさせる声で加山が言った。


