一方、室内では、残ったメンバーがこの事態について話し合っていた。
「この花、いったい何なんでしょうか・・・?」
水無月が、花の一つを手にとって言った。
水気のあるその花びらは、あきらかに造花では無かった。
水無月は、くしゃりとその花を握りつぶしながら言う。
「こんなの・・・ただの悪戯ってレベルじゃありませんよ・・・!!!」
久我は、いつものおちゃらけた姿など見せず、何か考え込んでいた。
しずまりかえった部屋の中で、久我がおもむろに口を開く。
「俺、ちょっとフロント行って病院とか警察に連絡してもらってきます。」
「あ、ああ、頼んだ。」
春人に報告した久我は、そのままかけていった。
「春人?なんかぼーっとしてってけど、大丈夫か?」
「ああ、悪い・・。ちょっと、驚いたから。」
「そ。っつーか、久我って馬鹿だし英語話せねーだろ。水無月、追いかけてくれるか。」
ようやくいつもの様な、少し明るみのある会話へ戻ってきた。
「あ、はい。でも、知恵ちゃんは・・・。」
「実の兄が居んだ。春人に任せときゃいい。」
「あ、ああ、水無月、代わるよ。」


