暮山の隣に座る加山が、いつもの楽しそうな表情を消した。 加山は、昨晩の各部屋での夕食時に暮山からその話を既に聞いていたからである。 「ちょっと、重いですけど・・。話しましょうか?」 暮山が、端末でその話を引き出し、読む準備を整えた。 既に皆朝食を取り終えていたので、誰も席を立つことなく一斉に頷いた。 これは、中世ヨーロッパの話_____。