ロンドン特有、二階建てバスに乗り30分ほどで、目的地へと降り立つ。

割と有名なのか、人気なのかロビーには多くの客がいた。


ロビーの中央には、小さな看板。

暮山が、さらりとその文字を訳しだした。

「幽霊で有名なホテル。あなたも会えるかも。・・・だそうです。」

「マジ!?ハ○ーポッターにも会える!?やったーーーわぷっ。」

「いや幽霊じゃないよ。それ魔法使い。」

加山が相変わらずのテンションで叫ぶのを、暮山が瞬時に手でふさぎ、知恵が苦笑しながら冷静にツッコミを入れた。

「いいトリオになりそうだ・・・・。」

久阪が、目を細め微笑む。