日本にはお菓子王子が存在する







春です、桜です、入学です!!
勉強を必死に頑張りはれて、第一志望の公立高校に受かり、もう入学式です!!
楽しみなんだけど不安が大きい。
だけどー、ポジティブに行こう!!




「って言うコトを考えてるあいだに1日が終わりました」
『お前アホやろ』
うぅ、今日みんなに話しかけようと努力したのだがきっかけを掴めずに
どんどんグループがまわりにできていき、波に乗り遅れてしまった。

「どーしよう!」
『しらんがな、明日朝早くに行って皆んなに挨拶したらどうや?なにごとも挨拶からっ、てな!』

そんな考え方があったのか!!

「ありがとー!切るね!」
『えっ、ちょt』

電話をきり、ベッドにはいる
今、電話で喋ってたのは
私の元カレの「悠貴」
すっごい優しい人だったんだけど遠距離恋愛すぎて別れちゃったんだよね…
大阪の人で面白い人だ♪♪


よっしゃー明日、朝早くからおきるぞー!!


ガラガラッ
皆やっぱいないよね
すっごい早く来たもん!

今の時間は7時、早く来すぎたかも!!
やばい眠い。初日から寝るってのは真面目にだめだ。

ガラガラ

おっ?!誰かきた!
「おはっ…」

言葉がなくなる
金髪、ピアス、着崩した制服、目つきの悪さ

絶対に不良って感じが見た目からよみとれる。2日目からこれかよ!!

「あっ?なんやねん、そんなにみつめてなんかついとるか?」

目つき悪すぎて睨んでるようにみえる!
怖いよっ!私なんにもしてないよ!

「なっなんでもないです」
大阪弁って私はもっと優しい感じかと思ってた、てか、悠貴がそうだったからそういうものだと思ってた!

でも、チョー怖い!
今とっても実感してます!

「てかお前めっちゃ早いな」
「そっそーですか?ありがとうございます」
「いや、褒めてへんわ。」

あー無理だ!怖すぎる!!
まともに会話出来ない、

だが、しかーし!!!
私、勇気をだせ!友達を増やすんだ!
って悲しくなってきた。

「あの!私、尾知拓篤って言うの、よろしくね!」
「おちたくま?男みたいな名前やなw」

ぬなっ!私が気にしているところをよくぬけぬけと言いやがって(‡▼益▼)

「あっあなたの名前は?」