だけれど私は、ただ微笑んだ。 そうすればみんな満足したから。 ひび割れた鏡を見て、何度も何度も微笑む練習をした。 泣いたら怒られるのが分かっていたから。 私はただ、微笑んでいれば良かった。 いつも薄ら笑いを浮かべる気味の悪い子供時代。 そんな私に、近所の子供たちは距離を置いた。 あの子はおかしい。 そう、おかしかったのかもしれない。 だけれど、今は違う。 自分から変わらなければいけない時期がきたのかもしれない。