「そういえばさ、かなうって日曜とか暇?」
「はへ?」
突然発せられたその言葉に、思わずおかしな声を出してしまった。
凛ちゃんはそんな事は気にしていないのか、気付かない振りをしているのか、構わずに言葉を繋げる。
「日曜とか、何してんの?」
「日曜はピアノ行ってるよ。」
「何時まで?」
「10時からお昼くらいまでかな?」
「じゃあ、午後は何してんの?」
「・・・・特に何も・・・。」
予定がないというのは恥ずかしかったので、最後はモゴモゴと口篭ってしまった。
そんな事聞かれるとは思ってもいなかったので、適切な答えすら頭に浮かばなかった。
「たまにはさ、遊びに行かない?」
「え!?」
「何びっくりした顔してんの?ひょっとして、遊ぶの嫌い?」
凛ちゃんはちょっと眉根を寄せて、不安そうに私を見つめる。
「違うの、そうじゃなくて・・・・」
初めての誘いに、どう答えて良いのか分からない。
こういう咄嗟の対応をすることは、私にとって一番苦手な事だった。
「その、あ・・・あのね・・・。」

