叶う。 Chapter1




時折見える金色の髪は、元々小さい凛ちゃんの顔をシャープに見せて、更に際立たせて見せる。
背の高い凛ちゃんはスタイルも抜群だし、大人っぽくてセクシーでもある。

薄っすらと化粧をしているけれど、それでも同級生の誰よりも大人っぽい。

もし、自分が男だったら間違いなくこういう綺麗な子を好きになるんだろうと思う。
ふと、凛ちゃんは彼氏とかいるんだろうか、と考えた。


「何見てんの?」

凛ちゃんの姿にぼーっと見とれていた私は、不意に声を掛けられて現実に戻った。

「凛ちゃん綺麗だなって思って。」

「おだてても何もあげないよ。」

凛ちゃんはそう言って、耳に心地いいハスキーな声で笑った。



お昼休みも残り少なくなった頃、ずっと携帯をいじっていた凛ちゃんは突然何かを思い出したように顔を上げた。